石光商事株式会社

グリーン焙煎

コーヒーの抽出時に発生する残渣(コーヒーグラウンズ)を利用し、小球状の固形燃料(ペレット)に加工し、このペレットを燃料としてコーヒー焙煎をすることで都市ガスや化石燃料の代替が可能となる技術です。また、グリーン焙煎によりコーヒーグラウンズの廃棄量を削減し、温室効果ガス(GHG)排出量の削減を図ります。 この取り組みは、コーヒーグラウンズの廃棄処理を不要にし、焙煎に化石燃料を用いないことで、GHG排出量を大幅に削減することを目的としています。さらに、ペレットはグリーン焙煎だけでなく他の多様な用途にも使用され、GHG 排出の更なる削減に寄与し、一般的な商品としても世間に認識されることを目指しています。

グリーン焙煎技術の開発背景

研究開発

  • 2018年、大手外食企業であるお客様より「食品ロス削減が早急な課題である」と伺い、KACR*と石光商事がコーヒーで貢献できることを探索開始
  • 近畿大学とKACR*及び石光商事がタイアップし、およそ1年間に亘ってコーヒーグラウンズをアップサイクルした「バイオコークス」を共同開発
  • 既存設備による焙煎が可能であるため、イニシャルコストが掛からず短期間でのリリースに至る

リリースと課題

  • 2019年、この「バイオコークス」をエコプロ展にてお披露目し、大手飲料メーカーを中心に関心を集める
  • 大手飲料メーカーでは大量のコーヒーグラウンズを産業廃棄物として処理しており、廃棄量削減やカーボンニュートラルへの関心が非常に高い
  • 一方で、アップサイクルの処理能力(処理量)とコストには課題があり、スケールアップ(コマーシャルレベル化)への更なる研究開発が必要

スキーム確立とテストプラント化

  • 研究開発を経て、「バイオコークス」に代わる形態として「ペレット」に至る
  • コーヒーグラウンズの乾燥はバイオマスガスを使用、「ペレット」を熱源とする熱風焙煎機を開発、これらを使用し、一連のスキームとすることで、KACRは「カーボンニュートラル焙煎」、大手飲料メーカーは「産業廃棄物の大幅削減」のサーキュラーエコノミーが実現可能に
  • 「グリーン焙煎」スキームとして、環境省「ボトムアップ型分野別技術開発・実証枠」に採択
  • 2023年、TACR*へテストプラント「焙煎機30kg釜」を設置し、スケールアップ化への検証開始

*当時(KACR:関西アライドコーヒーロースターズ株式会社 TACR:東京アライドコーヒーロースターズ株式会社)
2024年に合併し、現在はアライドコーヒーロースターズ株式会社となっています

検証の様子

グリーン焙煎をメインとした新拠点「小野工場」建設中!

グリーン焙煎をメインとした新拠点「小野工場」(兵庫県小野市)が2026年12月に完成予定です!
今後の動きにご注目ください。